SMBCグループの決済・ファイナンス領域における再編について

2022年06月08日

三井住友カード株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：大西 幸彦、以下「三井住友カード」）、SMBCファイナンスサービス株式会社（東京本社：東京都江東区、代表取締役社長：小野 直樹、以下「SMBCFS」）、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社（本社：東京都 江東区、代表取締役社長：金子 良平、以下「SMBCCF」）及び、株式会社SMBCモビット（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：髙橋 照正、以下「SMBCモビット」）は、決済・ファイナンス領域におけるグループ会社の再編を実施することを決定いたしました。

1.三井住友カードとSMBCFSの合併

三井住友カードは子会社であるSMBCFSを2024年4月を目途に、三井住友カードを存続会社として合併します。

2019年4月に三井住友カードがSMBCFSを100％子会社化して以降、両社において、組織統合やレポートラインの一本化、2021年4月にはSMBC豊洲ビルに本社機能を集約する等、実質一体運営を進めてまいりました。一方、国内のキャッシュレス決済市場は、クレジットカードが牽引し堅調に拡大しております。また、今後も引き続き拡大基調が続くことが見込まれます。

このような環境下、三井住友カード及びSMBCFSは、消費者及び事業者双方のお客さまのあらゆる決済ニーズに対応するために、総力を結集してSMBCグループのキャッシュレス決済戦略を進めてまいりましたが、今般、企業としての総合力を高め、その取り組みを加速するため、名実ともに一体化することといたしました。

合併を機に、SMBCFSのお客さまへの三井住友カードの高度で先進的な決済サービスの提供の更なる推進や信販事業の抜本的なデジタル化等、統合のシナジーを追求してまいります。また、統一した人事制度を整備し、従業員一人ひとりが持つ活力を最大限に引き出し、筋肉質でスピード感のある会社運営を実現してまいります。

2.三井住友カードとSMBCモビットの合併

三井住友カードは、SMBCCFの子会社であるSMBCモビットを2023年7月を目途に、三井住友カードを存続会社として合併します。

SMBCグループのリテールファイナンスは、これまで銀行カードローン・消費者金融を中心にお客さまの幅広いローンニーズに応えてまいりましたが、国内キャッシュレス市場の成長とともに今後も拡大が見込まれるお客さまの買い物に伴う決済起点のファイナンスニーズへの対応を強化するため、三井住友カードとSMBCモビットを合併することといたしました。

ローンブランドについては、合併後も引き続き「SMBCモビット」を活用し、既存のSMBCモビットブランドでのカードローン事業を維持・強化してまいります。加えて、合併を機にSMBCモビットのブランドイメージや知名度、消費者金融として培ってきた便利で利用しやすい商品性、ノウハウ等、グループリソースをフル活用して、拡大が見込まれる決済起点のファイナンスニーズに応える体制を構築していくとともに、ローン商品の利便性を高めて、より多くのお客さまにご利用いただけるよう取り組んでまいります。

また、本再編にあわせて、SMBCグループにおけるリテール債権回収業務の効率化等を目的に、傘下のサービサーの再編を行います。再編内容の詳細については今後検討してまいります。

以上の再編後の新会社の社名は、引き続き「三井住友カード」となります。再編後、三井住友カードは、 クレジットカードを中心とするカードビジネス、ショッピングリボやカードローン等のファイナンスビジネス、ショッピングクレジットやオートローン等の信販ビジネス、代金回収サービスやファクタリングサービス等のトランザクションビジネスといった幅広い決済・ファイナンスビジネスを展開することになります。各分野でトップクラスの顧客基盤と取扱シェアを有する “総合決済カンパニー” として、弛まぬ事業の強化と事業間の連携によるシナジー追求を通じて、日本のキャッシュレス化推進に貢献してまいります。

なお、本グループ再編のそれぞれにつき、適用される法令等の範囲内で、かつ、法令等に基づき必要とされる手続がある場合には当該手続が完了した上で実施されることが前提となります。

ご参考：再編の全体像

ご参考：会社概要