Social(社会)
お客さま本位
お客さまの状況に適したご融資枠の設定
貸金業法をはじめとする各種法令遵守はもちろん、なによりお客さまが無理なくご返済できるためのご融資枠の設定に努めています。自社開発した「自動与信システム」によるご融資額を基準とし、併せて責任者による判断を加えて的確なご融資額を設定しています。
お客さまが相談しやすい体制
お金に関する不安な気持ちを解消できるよう、お借入・ご返済・その他お金に関するご相談をはじめ、お客さまの状況に応じて専門機関への紹介や家計診断の支援など、金銭に関する幅広いサービスを提供しています。
カスタマーファーストを徹底したサービス向上への取り組み
当社は、お申込みからお借入れまでをスマートフォンで完結できる「アプリローン」やコンビニエンスストアでの入金受付代行サービスの提供など、創業以来、お客さまの立場に立った対応を徹底し、CS向上に努めてきました。2022年度は『CXを徹底追及することにより、顧客ロイヤルティの獲得・向上を目指す』を基本方針とし、CXへの取り組みを強化し、全社一体となった実効性のあるCS・CX活動を推進していきます。
お客さま満足からお客さまの感動体験を創出する活動へ
カスタマーファーストを追求したサービス向上への取り組みについては、2015年1月よりWeb社内報において、CS・CX向上に繋がるアイデアや取り組み、お客さまからいただいた「声」を掲載しています。社員から寄せられる、お客さまの声を活かした提案については、関係部署と連携し改善に向けた検討をすすめサービス向上に努めるとともに、日々のお客さまの声を経営陣を含む全社へ共有する事で、お客さまの“今”を感じ、期待を超えるべく、お客さま対応の在り方について考え迅速な対応を進めています。
社会貢献活動
金融経済教育
未来を担う学生や地域の方々、企業の従業員向けに、お金に関する正しい知識を習得するとともに適切な判断ができるよう、金融リテラシー向上に取り組んでいます。
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大学でのセミナー
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高校でのセミナー
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双方向型ライブセミナー
社会とのコミュニケーション
Student Sustainability Adviser
多様な社会課題の解決に向け、従来の観点に捉われず社外からの新たな視点を取り入れるべく、現役学生と意見を交換する「Student Sustainability Adviser(以下、SSA)」制度を取り入れています。 SSAとして、社会課題への関心が高く、柔軟な発想・視点を持つ若い世代に参加いただき、様々な議論を重ねています。
プロボノ
SMBCグループでは、社会課題の解決に取り組むNPO等を支援する「 SMBCグループ プロボノワークプロジェクト」を行っています。当社もグループの一員として参加しており、業務時間の一部を活用して活動ができる制度を導入しています。 ※プロボノとは、ラテン語の「公共善のために(Pro Bono Publico)」に由来し、社会人が、営業・企画・開発・マーケティング・広報など業務を通じて培ったスキルや経験を活かし、NPOに不足しがちなビジネスの視点を持って支援を行うボランティア活動です。
寄付活動
みらい応援奨学金
未来を担う大学生を応援することで持続可能な社会の発展に貢献すべく、2024年度から給付型奨学金「みらい応援奨学金」の提供を開始しました。 給付対象者には、経済的支援だけではなく、当社がこれまで培ってきた金融経済教育のノウハウを取り入れた教育プログラムを提供し、金融リテラシー向上の支援も行っています。
マッチングギフト制度「約束の杜」
従業員が社会貢献をより身近に考え参加できる仕組みとして社内募金制度「約束の杜」※を整え、未来を担う子ども達のための児童養護施設助成事業(全国児童養護施設協議会)や児童自立生活援助事業(全国自立援助ホーム協議会)、聴導犬育成事業(社会福祉法人日本聴導犬協会)への支援を行っています。また、売り上げの一部が日本聴導犬協会の支援になる「寄付型自動販売機」を社内に設置し、継続的な支援活動を行っています。
※ 従業員が寄付先と月々の寄付金額を決定するマッチングギフト制度
約束の杜 実績(2023年度)
事業名 | 累計 |
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児童養護施設助成事業 | 1,659,540円 |
児童自立生活援助事業 | 1,373,940円 |
聴導犬育成事業 | 1,772,752円 |
TABLE FOR TWOプログラムを導入
本社ビルの従業員食堂では20円でできる社会貢献活動としてTABLE FOR TWO(以下、 TFT)を導入しています。従業員食堂で購入したものに+20円を支払うことで、NPO法人「TABLE FOR TWO International」を通じて開発途上国の子どもたちに学校給食1食分が寄付されます。TFTは、SMBCグループ各社でも導入している取り組みです。
協賛活動
教育・文化活動
「現代社会における人間関係の大切さや人生を改めて見つめ直し、約束の大切さを再認識すること」を基本コンセプトとして1996年にスタートした「約束(プロミス)エッセー大賞(主催:産経新聞社)」は、2023年度で28回目を迎えました。 毎年幅広い年齢層の方々に作品を応募いただきますが、最近では学校単位の応募など中高生の作品も多く、教育現場において国語教育や作文指導の一環としても広く浸透しています。 第27回からはSNS部門を新設し、時代に合わせた「ショートエッセー」の募集も行っています。
イベント・スポーツ
イベント協賛やスポーツ振興を通じた地域活性や未来を担う若者の応援として、近年日本の若手選手の活躍が目覚しい卓球大会や川崎フロンターレ、各種スポーツイベントへ協賛しています。
地域との共生
本社や各拠点では地域コミュニティとの積極的な関わりあいを通じ、地域社会の要請に耳を傾け、皆さまと共に地域活性化に向けた取り組みを推進しています。
職場環境
ウェルビーイング
健康経営の推進体制
当社では、経営基盤を支える社員とその家族の健康保持および増進を図るため、2019年10月1日付で「健康経営宣言」を制定しました。また、同日付けで代表取締役社長を健康経営最高責任者に選定し、健康経営を推進しております。 今後も、すべてのステークホルダーから信頼される企業であり続けるため、健康経営を推進してまいります。
健康経営宣言
当社の将来ビジョンである「お客さまから最高の信頼を得られるグローバルなコンシューマーファイナンスカンパニーを目指す」ことを実現するため、社員一人ひとりが心身ともに健康で活き活きと働き、お客さまの視点に立ったサービスを提供し続けられるよう、「健康経営」に取り組んでいきます。また、会社と健康保険組合が一体となって、社員とその家族の自律的な健康保持および増進を積極的に進めていくことを宣言します。
2019年10月1日 健康経営最高責任者:代表取締役社長
健康経営最高責任者の選定
当社では、経営基盤を支える社員とその家族の健康保持および増進を図るため、2019年10月1日付けで「健康経営宣言」を制定いたしました。また、健康経営をより確り推進するため、同日付けで健康経営最高責任者を選定いたしました。
健康経営推進体制
社員の健康管理を担うため、本社(東京)、東陽町(東京)、京橋(大阪)、呉服町(福岡)の4拠点に人事部員を配置すると共に、各拠点に保健室を設置し、産業医・保健師等の産業保健スタッフを配置しています。安全衛生委員会、人事部、産業保健スタッフ、健康保険組合が連携し、健康経営最高責任者、健康経営推進責任者とともに健康経営を推進しております。
※ダイバーシティ推進活動の一環として、健康経営推進関連施策等の情宣を各部署で選任しているエンゲージメントアンバサダーが一部担当しています。
健康経営推進ミーティングの開催
健康経営最高責任者、健康経営推進責任者、産業保健スタッフ、健康保険組合、人事部長、人事部事務局による「健康経営推進ミーティング」を開催し、社員の健康に関する課題抽出、KPI、取組施策等を定めています。
健康経営戦略マップ
健康経営推進の方向性
ウェルビーイングの概念を基に、社員が活き活きと働ける会社を目指す。 ・社員が身体的、精神的、社会的に良好な状態とする
健康経営戦略マップ
健康経営で実現したい最終目標と健康投資(主な取り組み)を示しています。
重要指標および取組施策
取組目標
❶ 主要指標
健康関連の最終的な目標指標(KGI)
健康関連の取組施策における目標指標(KPI)
※定期健康診断受診率100%(会社が指定した期間中の受診率)
従業員のパフォーマンス指標
【各指標の測定方法】
アブセンティーズム:人事管理システムより私傷病を理由にした1年間の休職日数の全従業員平均(※)
プレゼンティーズム:SPQ(東大1項目版)による全従業員平均
ワークエンゲージメント:(株)アトラエのエンゲージメントサーベイ「wevox」総合スコアの全従業員平均
❷ 主な取り組み
健康経営に関する意識調査(2022年2月)※を実施し、健康経営認知状況を確認しました。社員の健康増進および健康意識向上を図るため以下の施策を取り組んでいます。
(※当社の質問「健康経営」の取組について知っていますか:「ほとんど知らない」回答率25.1%)
従業員満足度向上に向けた取り組み
当社では、お客さま満足度の向上だけでなく、従業員満足度の高い職場環境の実現に向けた取り組みを行っています。地域限定職の導入や時短勤務の選択、産休・育休取得者に対する情報提供や、復職に向けた支援セミナーの開催など、社員のライフイベントと仕事の両立支援を通じ、ワークライフバランスの実現にも取り組んでいます。また、自己研鑽に励みたい社員に向けて、貸金業務取扱主任者をはじめとする資格取得や、スキル向上を支援する通信講座を導入しています。さらに、福利厚生においては、それぞれのライフスタイルの変化に合わせて利用できるカフェテリアプラン※1を導入するなど、福利厚生メニューの量・質の充実を図っています。 EAP※2体制の強化に向けては休職・復職対応、メンタルヘルス教育の企画・推進、産業医・産業保健スタッフとの連携体制の充実、保健室の設置、安全衛生委員会の開催など、多様な活動を展開しています。
※1 カフェテリアプラン:加入対象となる社員に毎年ポイントを付与し、付与されたポイントの範囲内であらかじめ定められたメニューを選択利用できる福利厚生の運用方式
※2 従業員支援プログラム(Employee Assistance Programの略)
労働安全衛生に向けた取り組み
当社では、社員一人ひとりが心身ともに健康で活き活きと働くことのできる職場環境を維持するため、「安全衛生規程」を定め、快適・安全な職場環境の維持・改善を行うことで、社員の健康保持および業務災害の未然防止に取り組んでいます。
取り組み内容
❶ 体制
本社及び各拠点では、職場の安全衛生の確保と快適な職場環境に取り組むため、毎月安全衛生委員会を開催しています。 安全衛生委員会では、産業医、衛生管理者、労働者の代表から選任された社員が参加し、労働災害の防止や、職場環境の衛生保持、社員の健康など、社員が安全・安心に働けるように対策を協議、検討しています。
❷ 安全衛生委員会での議題
事業所ごとの課題に応じた協議・検討を行っています。
2023年度安全衛生委員会議題(豊洲本社)
❸ 安全衛生関連データ
健康経営優良法人(大規模法人)ホワイト500に認定
2024年3月、当社は経済産業省・日本健康会議が共同で認定する「健康経営優良法人(大規模法人)ホワイト500」に認定されました。
スポーツエールカンパニーに認定
スポーツ庁において、従業員の健康増進のためにスポーツ活動の促進に積極的に取り組む企業として「スポーツエールカンパニー」に認定されました。
お取引先との共栄共存に向けた取り組み
お取引先さまと共存共栄の関係を構築するため、「パートナーシップ構築宣言」に参加しています。健康経営施策の協働開催を通じ、お取引先の皆さまの健康支援にも取り組んでまいります。
ダイバーシティ エクイティ&インクルージョン(DE&I)
トップメッセージ
『2つの「さま」とダイバーシティ&インクルージョン』
私は常日頃から「お互いさま」と「おかげさま」の2つの「さま」が大切だと考えています。当社では、多種多様な方々が働いています。皆さんそれぞれ、得意なところと不得意なところがあり、全てにおいて完璧な人はいません。誰かの不得意を誰かの得意で補っていく。補完されることでより良いものが生み出されます。個性もそれぞれ違います。その多様な個性が連動して強いチームが生まれ、より良いものが生み出され、さらにより良い会社になります。当社が持続的な成長を遂げていくためにも、多様性・ダイバーシティは不可欠なものであり、成長の源泉でもあります。だからこそ、みんながお互いにカバーし合いながら、労いながら声をかけ合い、多様性を受け入れながら仕事に取り組んでいます。そして、感謝の気持ちを心の中にしまい込まずに、「ありがとう」の言葉や行動で表すことが大切です。 自分にとって異質な存在は、相手側の立場になると自分が異質な存在となります。お互いが理解し合うために、まず「お互いさま」と多様性を理解し「おかげさま」の気持ちを表す、私は、これこそがダイバーシティ&インクルージョンであり、多様な社員がお互いを受け入れ合うことで、新たなイノベーションが生み出され、社会や企業の持続的な成長・発展に貢献していくと確信しています。
SMBCコンシューマーファイナンス 代表取締役社長 髙橋 照正
DE&Iへの意識醸成
エンゲージメントアンバサダーの配置
各部署にエンゲージメントアンバサダーを配置し、社員のダイバーシティに関する意識改革や活躍の場の整備といった取り組みを実施しています。
アンコンシャスバイアス研修
多様な価値観や属性、ライフスタイルの社員が働く職場において重要となる、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)をテーマとしたeラーニング研修を用意し、いつでも受講できるようになっています。
多様な人財の活躍支援
女性のキャリア支援
当社の従業員の約半数を女性が占めており、女性の活躍推進は当社のダイバーシティ&インクルージョンに欠かせない重要なテーマです。女性が就業継続しやすい両立支援制度や、長期的キャリア支援を行うための環境整備に取り組んでいます。また、成長へのチャレンジを後押しするために、管理職育成に向けた研修制度の拡充などを進めています。
女性キャリア研修
若手からマネジメント層まで、それぞれのステージで直面する女性特有の課題の克服を後押しするための研修プログラムを実施しています。
両立支援
社員の多種多様なライフスタイルに対応すべく、育児や介護など社員の個々の事情に合わせた両立支援制度があります。
両立支援セミナーの開催
育児と仕事を両立しながら働く社員を支援するために、「両立支援セミナー」を毎年開催しています。人事制度の説明、保活のポイント、先輩社員の働き方の紹介など、育児と仕事の両立に対する様々な不安の解消を目指したプログラムで構成されています。現在、妊娠中や育児休職中の方だけではなく、将来出産を考えている方も参加しています。男性の育児休職取得の増加に伴い、男性社員のセミナーへの参加も増えています。
男性の育児参画推進
お子さまが産まれた男性社員には、人事部からご本人と上長に向けて、出産のお祝いメッセージと当社の両立支援制度などのご案内をしています。男性の育児参画支援を通じて、社員のライフタイルに合わせた働き方を選べる環境作りに取り組んでいます。
主な両立支援制度
- 育児休職制度法律で定められている1年を超える、1年半まで取得が可能です。
- 短時間勤務制度小学生までの子どもを持つ社員が取得可能であり、5時間から7時間までの間(実質労働時間)で、30分単位で 選択が可能です。
- 介護休職制度法律で定められている93日を超える、最大155日の取得が可能です。
- 人事異動発令猶予制度育児や介護を理由に、転居を伴う異動を一定期間猶予することが可能です。
- 地域限定職制度プライベート面での事情(出産・育児・介護)により将来にわたって特定地域での勤務を希望する場合に選択が可能 です。
シニア人財の活躍支援
一定の年齢を迎えるシニア社員を対象に、定年退職再雇用後の不安の解消と、役割変化に対する自己認識を深めるための研修を開催しています。研修では、今後の働き方を考えるワークや先輩社員談、経営層からのメッセージなどを通じて定年再雇用後のキャリア形成について考えるプログラムで構成されています。シニアの活躍は社会だけではなく、当社にとっても大きな可能性を秘めた課題となり、重要性が高まっています。シニア人財が活き活きと働き続けられる職場環境の構築に向けて、研修の開催および制度の見直しなど、支援策に取り組んでいます。
多様な働き方の実現
テレワーク
「働き方の選択ができる職場環境構築によるダイバーシティの実現」および「生産性向上」を目的に、2020年4月1日よりテレワークを導入しました(顧客情報を取り扱う業務を除く)。社員の自宅だけではなく、サテライトオフィスの使用料を補助するなど、テレワークの推奨をしています。
長時間労働の是正
ワークライフバランスの充実を目的に長時間労働の是正施策として、ノー残業DAYの強化月間やBPR活動をベースとしたRPAの導入など、業務効率化を進めています。
服装自由化
働きやすい職場環境の実現のため「TPOに応じた品格・品位である服装であること」を前提に服装を自由としています。
SMBCグループの取り組み
SMBCグループ DE&Iステートメント
当社を含むSMBCグループは、多様なバックグランドをもつ人財の活躍や成長のための施策を進めるとともに、従業員一人ひとりが働きやすく、働きがいを感じられる職場環境づくりを推進しています。
SMBCグループ Diversity,Equity&Inclusionステートメント
人権の尊重
人権尊重への各種取り組みの前提として、「人権尊重に係る声明」を制定しています。
人財育成
育成体系
社員の自律的なキャリア形成と能動的な挑戦や学びへの支援するため、教育方針を掲げ、知識・スキル開発の促進を行っています。
教育方針
- 多様な挑戦を支えながら、個々の能力の最大発揮を目指し、組織とともに自走する人財を育成する。